7月29日(土)員弁総合公園野球場にて、ろうきん杯代表決定戦が行われました。
この大会は、桑名地区の大会を勝ち上がったトップ2チーム、員弁地区の大会を勝ち上がったトップ2チーム、計4チームで争い桑員地区の上位2チームを決定します。
桑名地区1位vs員弁地区2位、桑名地区2位vs員弁地区1位、それぞれの勝者が支部の代表として9月に松阪市で開催されます『ろうきん杯三重県大会』に出場することができます。
多度フェニックスは桑名市長杯決勝で苦杯をなめ桑名地区2位。対するは員弁地区1位、今夏全国大会出場を決めている三和メジャーズさん。チームとしてはこの夏一番重要な決戦と位置付けておりました。
勝った方が“松阪行き急行列車”の切符を手にし、負けた方はグランドからの退散を余儀なくされる一発勝負。さらに、それぞれの勝者は“列車の座席”を決めるA代表決定戦を行います。
試合前の円陣。勝利を具体的にイメージし、気持ちをひとつにします。
試合は、初回からフェニックス打線が爆発し3点を奪取。続く2回も攻撃の手を緩めず2点を追加。
ここから一気に押し込みたいところでしたが、さすがは三重県チャンピオン。すぐさま反撃され3点を許す。ここからが我慢の展開。フェニックスのリードは2点で、残す回は残りの時間を考えればあと1イニング。この相手に2点リードは決してセーフティーリードではなくワンチャンスでひっくり返される。最後の攻撃でしぶとく1点をもぎ取り、3点リードで最後の守備につきます。
最後の守り、先頭打者が放った左中間への大飛球、誰もが抜けたと思った打球をキャプテンがダイビングキャッチ!!
このビッグプレーがチームを鼓舞し、皆に勇気を与えてくれました。
そのまま後続を打ち取り、6対3でゲームセット。多度フェニックスにとっては大きな大きな勝利となりました。 試合結果
ゲームセット!! 歴史的な瞬間です。
新チーム発足会で監督がチームメンバーに言った言葉
『お前たちを必ず県大会に連れて行く』
それが現実のものになった瞬間でもあります。
子供たちは厳しい練習に耐え頑張ってくれました。しっかりと声を出しながら気持ちをひとつにして戦っていた姿は頼もしい限りでした。
県大会出場は、監督、コーチをはじめ、チームスタッフの皆様、父母会の皆様、チームOBの皆様、地域の皆様のあたたかいご支援、ご声援のおかげだと思っています。ありがとうございました。
下馬評では、三重県チャンピオン相手に多度フェニックスが圧倒的不利とも言われました。しかし、反骨心旺盛なフェニックスにとってはむしろそれが追い風となって表れたのではないかと思います。
桑名市長杯の決勝で敗れたこと、予選で不甲斐ない一敗を喫したこと・・・。チームは随分と遠回りをして険しい道を渡らざるを得ない状況を自らつくってしまいました。厳しい状況を打破すべく、滋賀県まで遠征に出向き、県代表チームに稽古をつけていただいたりもしました。結果的にはそれら全てに意味があり、このトライ&エラーがチームのまとまりをより強固なものにしてくれたと確信しています。
三和メジャーズさんに勝利した後、大山田スーパーボーイズさんとのA代表決定戦は両者譲らず2対2で6回終了。そのまま特別延長に突入し7回はお互い0点、8回は互いに4点を取りあい同点のまま試合終了。最後は抽選で大山田スーパーボーイズさんが桑名支部A代表、多度フェニックスが桑名支部B代表となりました。 試合結果
欲しかった『ろうきんの青い旗』 これがろうきん杯出場の切符であり、証です。
キャプテンが受け取ります。おめでとう!!!
両チームが健闘を称え合いました。
戦いを終えた子供たち。目標にしていたものを勝ち取り、凛々しい表情をしています。
閉会式の際に大会本部からいただきましたあたたかい激励のお言葉も、子供たちの心に火を灯してくれたと思います。ありがとうございました。
さあ、夏の三重県ナンバーワンを決める最高峰の大会『ろうきん杯』、間もなく始まります。
大きなサプライズがおこせるようしっかりとした準備をして大会に挑みます。
引き続きご声援お願いいたします。